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毎週金曜〜イワモトサロン〜vol 13

70億人のフォロワーの皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんわ。

金曜 岩本康平の ~ イワモトサロン ~  でっす!

 

毎週 金曜、岩本康平の心に突き刺さった モノ、コト、ヒト、ウタ などなどをお届けするジャングルジム的実験サロン。

時に美容師として、時に一人の男として、想いを紡ぐ プレイグラウンドとなっております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日、とんかつを食べていました。

 

 

 

とんかつを食べると  いつも 決まって思い出すことがあります。

 

 

 

 

 

 

むかーしむかし、超高級なとんかつ屋さんへ今熊さんに連れて行ってもらったのですが、その時のことです。

 

 

 

 

 

 

たしか、今熊さんはルイヴィ豚というブランド豚のとんかつをオーダー。

ぼくは金王豚だったかそんな名前のブランド豚をオーダーさせていただきました。

 

 

 

 

 

全ての料理が揃いまして、いただきま~す!

 

 

 

 

 

 

 

一口目を頬張り、じっくりと高級な味を楽しんでおりました。

 

 

 

 

 

すると、

 

 

今熊さんは俺のを一口食べてみい、お前のも一口食べてみる、と

 

ぼくのとんかつの1番端を召し上がって、ぽんぽこと舌鼓を打たれておられます。

 

 

 

 

ぼくの番になって ぼくは今熊さんのとんかつの1番センターを取って食べようとしたその刹那

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「バカタレ、端を食べんか!」

 

 

 

 

 

ゴチンッ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

となったわけですね。

 

 

 

 

 

今となっては非常識なことをしたもんだなぁ と思うのですが、あの頃ぼく自身はもちろん世界中の人々にとってとんかつにおける1番のご馳走の部分は、端っこのjuicyな部分(脂身のとこ)だと思っていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感覚的に言うと、

 

 

 

ショートケーキなら、苺のとこ。

 

 

ラーメンなら、チャーシュー。

 

 

とんかつなら、両端。

 

 

 

 

 

 

 

 

と言う位置関係です。

 

 

 

 

 

 

 

なんならば、とんかつの真ん中はぼくにとっては、序章。

 

グランドフィナーレとしての端っこを 引き立てる役でしかないと思ってました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ですから、

今熊さんは親も同然、ぼくのとんかつの1番おいしい部分を召し上がるのは至極当然のことであり、ぼくも今熊さんのど真ん中を取りにかかるのも遠慮と敬意の念ですので至極当然だと思っていたのです。

 

 

 

そして、ぶん殴られた直後に思ったのが「 え、ぼく1番うまいとこ食べていいんですか?」 という喜びと戸惑いの感情でいっぱいでした。

 

 

 

 

 

 

 

結果、言われるままに大好きで1番おいしいjuicyな部分をいただき、リンゴ・スターよろしくレリビー的舌鼓を打たせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とはいえ、

 

 

 

 

これまでに、友人知人恋人などと とんかつをシェアする際に、ぼくは漏れなくど真ん中を取りにかかっていたと思うとぞっとします。

 

 

その都度、「 な、なんて厚かましい奴なんだ!」と思われていたことだろうなぁ。いやだなぁ。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからというもの、そういったシチュエーションの際には「 どこと交換する?」的な確認を取るようにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほとんどが、お相手の端っことぼくのセンターを交換するかたちになります。お互いにおいしい部分が増えるわけですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早急にタイムマシーンを完成させ、戻って 全員の端っこと 僕のセンターを交換していきたい思っています。