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毎週金曜〜イワモトサロン〜vol 14

70億人のフォロワーの皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんわ。

金曜 岩本康平の ~ イワモトサロン ~  でっす!

 

毎週 金曜、岩本康平の心に突き刺さった モノ、コト、ヒト、ウタ などなどをお届けするジャングルジム的実験サロン。

時に美容師として、時に一人の男として、想いを紡ぐ プレイグラウンドとなっております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、あるロックバンドのLIVEを見ていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

LIVEっていいですよね。

生のエネルギーに僕はびんびんきていたのですが、ロックシンガーあるあるでいうと、歌うときに唇をマイクにつけがち というのがあります。

 

 

 

 

 

 

その日も、「 やっぱロックは唇マイクだな」と思いつつも楽しく鑑賞していました。

 

 

 

 

 

 

 

僕にとって唇マイクでいつも思い起こされるのは、リコーダーなのであります。

 

 

 

 

 

 

 

僕の父は、時々 夕暮れの時の庭や、気が向いた夜など、ギターを弾いていました。

 

 

 

 

 

父のギターは なんでも、独身で会社勤め実家暮らしの母に、美容師見習い貧乏の父が当時 頼み込んで買ってもらい 支払いはまだ終わっていないとのことですが、そのような高価なギターで、子供が触ろうとするとリアルガチにキレまくる感じでした。

 

 

 

 

 

 

 

小学生の頃に教室でリコーダーを11本ずつ配られた日のことを今でも忘れないのは、人生初の“ 自分の楽器 ”に興奮したからであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来る日も来る日も練習し、登下校時ももちろん吹きながら帰りましたし、リコーダーでは当時 日本U12のなかでも屈指の使い手だったと自負しております。

 

 

 

 

 

 

 

そうこうしていると、クラス単位のコンクールが始まり、朝と放課後にクラスメイト全員での練習会が始まります。ところが、僕はリコーダーの練習ともう一つ あることにも集中していたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リコーダーは長時間吹き続けると、筒の中に結露なのかよだれなのかが溜まり、一定量を超えると先っぽから ダラっと垂れてくる瞬間が訪れます。

 

 

 

最初にこのことに気づいたのは家で吹きまくっているときだったのですが、我が目を疑いました。

2度目は、いつかの音楽の時間で不覚にもダラっとなってしまい、相当に恥ずかしかったのですが、周りのみんなは僕のダラっに気づいてなかったのです。

 

 

 

 

それで、考えていたのが「 たしかに自分も友達のダラっを見たことないかも 。」ということでした。

そこで、コンクール前の長時間の練習会で他のやつがダラっとなっているのを絶対目撃してやると心に決めたわけです。

 

 

 

 

 

 

結局のところ1人も目撃することはなかったのですが、リコーダーの先っちょをまめに膝でとんとんと叩いてケアするという技法をマスターしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は流れ、唇マイクですが、あれもマイクの中に結露かよだれかが溜まっていて 一定量を超えればダラっと溢れ出すはずなんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ですから、唇マイク系シンガーのLIVEは、楽しさ反面、「 あの中にだいぶ溜まっとるんやろな」という思いも交錯し僕は100%で楽しめていないかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忘年会シーズン到来、長時間のカラオケなんかは、マイクを膝でとんとんと叩いてケアする技法は重宝しています。