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毎週金曜〜イワモトサロン〜vol 35

70億人のフォロワーの皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんわ。

金曜 岩本康平の ~ イワモトサロン ~  でっす!

 

毎週 金曜、岩本康平の心に突き刺さった モノ、コト、ヒト、ウタ などなどをお届けするジャングルジム的実験サロン。

時に美容師として、時に一人の男として、想いを紡ぐ プレイグラウンドとなっております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、腕利きのクリーニング屋さんに洋服をお願いしてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

というのも、僕はスラックスやトラウザーズを着用する際は、センタープレスが綺麗に掛かった状態でないと なんだか気持ち悪くて履いてられなくなるのです。

先日も坂本さんのお宅でスチームアイロンをお借りしてプレスをつけたり皺を伸ばしてしていたのですが、腰回りに2タックが入ったパンツはどうしても納得のいくセンタープレスをつけることができず、苦戦しておりました。

 

 

 

 

 

そこで、今回 腕利きのクリーニング屋さんを発見しましたのでお願いすることにしたのです。

 

 

 

 

スラックスクリーニングの大体の相場としては400円から500円高くても650円位だと想定していたのですが、今回持ち込んだクリーニング屋さんでは、予想を超える請求額に驚きつつも、店主のご婦人の爽やかさに乗せられると 為すが為されるまま 前払いを済ませ 託してきました。

 

 

 

 

 

 

そして、3日後の仕上がり予定日。

 

 

 

 

 

どんなものかと楽しみにして引き取りに伺いますと、僕が苦戦していたタッグの折り目からは裾へ向かって真一文字に綺麗なセンタープレスが掛かり、さらに、「 膝あたりのシミも取っておいたわよ。」と、僕も気になってはいましたが目をつぶるしかなかった細かなシミも跡形もなく取り除いていただいていて、その綺麗な色味に一目惚れして購入したスラックスだったのですが、ひときわ美しくまるで新品のようになっていました。

 

 

青いハンガーに吊るし それを透明のビニールで包むようにしてあるそのままの状態で、僕はついにスラックスを受け取って お店を出たのですが、風の強い日だったので スラックスが風に吹かれてひらひらなびくと、生地はピンク掛かった玉虫色に輝いて見えました。

感激しながら帰路についたわけですが、太陽に反射する綺麗な生地を眺めていると僕は「 ぴしゃりなっとるやん。」と無意識に言葉が溢れてきて、そんな博多弁にも驚きつつ帰路についていました。

 

 

 

自分の口から勝手に飛び出してきた「 ぴしゃりなっとるやん。」の言葉を反芻しながら帰っていたのですが、ぴしゃりなるとは要するに完璧だ!という意味なのではありますが、ネイティブスピーカーに言わせると少し違うのかなと考えていました。

 

 

 

 

 

完璧は完璧でも、難易度の非常に高い対象に対しての完璧な仕上がり、あるいは手の届かないところへ意図せず完璧に応えてくれた仕事ぶり、などに用いる賞賛と感激の意なのであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 イマクマサロンに行ったら、髪がぴしゃりなる! 」そう言っていただけるよう、毎日精進していきたいと思いました。