70億人のフォロワーの皆様、おはようござうます、こんにちは、こんばんわ!
岩本康平の ~ イワモトサロン ~ でっす!
毎週 金曜、岩本康平 の心に突き刺さった モノ、コト、ヒト、ウタ などなどを
お届けするジャングルジム的実験サロン 〜 イワモトサロン 〜 。
時に美容師として、時に一人の男として、想いを紡ぐ プレイグラウンドとなっております。
さて、
「 安室ちゃん、引退するらしいっすよ。」
彼女の引退表明を聞いたのは、いつも通り出勤した 朝だった。
「 なんか来年までは頑張るらしいっす。」
コーヒーを がぶ飲みしながら、三浦くんは続けました。
僕はこれまでに すんごくファンではなかったにしても、少なからず 安室さんのCDは何枚か買ってきましたし、
世代的にもアムラー世代後期。
彼女の突然の〝引退表明〟に 決して戸惑いを隠しきれずにいます。
安室奈美恵さんとは深い因縁が僕にはあって、あれは小学6年生の頃です。
ある日の放課後、クラスメイトの女子の家に大勢の男子で押しかけたことがありました。
そのとき、その子のお姉さんもたまたまご在宅。
お姉さんはそのとき中学3年生だったように記憶しています。
部屋まで上がり込んでお菓子を食べたり、明星を読んだり、あるいは好きな人を聞き出そうと試みたりするなかで
話が安室奈美恵さんになったのでした。96年当時はTKサウンド無双状態。彼らの楽曲はそれまで一般的に親しみのなかった〝 クラブミュージック〟なサウンドがとても鮮烈で、その時も「 新譜 買った? 」とか そのような話になったかと思います。
すると、そのお姉さんが突然CDを掛けて歌いだします。
安室奈美恵 96年シングル ~ Body feels EXIT ~
受験勉強のストレスがあるらしく、かなりの大声で熱唱し始めたのですが、英語部分の歌詞を 宇多田ヒカルも裸足で逃げ出すようなネイティブ的発音で歌っておられていて、小学生の僕にはとても小っ恥ずかしく 聴いていられなったのでした。
ダンスも真似ながら、踊り狂うお姉さんに目を向けられなかったぼくは、その時 考えていたのです。
この人は中学校で英語の授業を3年間も受けているし、この人にとって、いや、中学生にとってすれば英語歌詞を正しい発音で歌うことは容易きこと。そして、自分も中学生になったら英語の授業を受けるわけで、英語歌詞は胸を張ってネイティブ的に歌っておきたいし、そこは 頑張る、頑張ります、頑張りたいの三段活用必須!
「 はやく中学生になりてぇなぁ~。」
と思っていたものです。
時は流れ20年。
昨今のメデイアで安室さんを見かけるたびに そのことを思い出しています。
来たる2018年9月16日
安室奈美恵 最後のステージは、彼女にとってEXITではなく絶対GOALであってほしい、そんな想いでいるわけです。
20年前のあの日、
踊り狂うお姉さんの、声、目線、そして 発音。
〜 Body feels EXIT ここからきっといつか動くよ。〜
そんな思いで、僕は中学へと進学したのでした。