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毎週金曜〜イワモトサロン〜vol 7

70億人のフォロワーの皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんわ。

金曜 岩本康平の ~ イワモトサロン ~  でっす!

 

毎週 金曜、岩本康平の心に突き刺さった モノ、コト、ヒト、ウタ などなどをお届けするジャングルジム的実験サロン。

時に美容師として、時に一人の男として、想いを紡ぐ プレイグラウンドとなっております。

 

 

さて、

 

 

 

 

 

 

 

先日、お客様から 瑞々しい桃を お差し入れいただきました。

 

 

その桃がおいしいのなんので、大興奮のImakuma `sでありました!

 

 

 

 

 

桃を見ていると、時々 思い出すことがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕の故郷 福岡県 太宰府市には 宝満川という美しい川があり、

地元っ子たちの 青春の一ページには必ず 宝満川での出来事があって。

 

 

 

 

川沿いの土手で好きな女の子と恋を語らってみたり、

ライバル校の生徒と決闘をしたり、UFOに連れ拐われそうになった者もいます。

 

 

 

 

 

 

 

とりわけ 僕の記憶は、〝 桃泳ぎ 〟の記憶になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏になると、 海パンを履いて 毎日のように 宝満川へ行ったものです。

 

 

 

サワガニを採ったり、橋から飛び込んだり、どれだけ深く潜れるかを競い合ったり。

遊び方としては 川で遊んでいる男子のそれと変わらなかったのですが、

毎日毎日 同じ場所にいると、僕らはより高い刺激を求めるようになりました。

 

 

 

 

 

 

そこで考案された競技が 〝 桃泳ぎ 〟であります。

 

 

 

 

 

 

 

川の端から端まで おしりを水面に突き上げるように浮かべ、

どれだけリアルな桃が流れているかのように泳ぎきれるか。

 

 

 

 

この独特の泳法は、息継ぎが肝心であります。

息継ぎの際に、どうしても桃のヴィジュアルが損なわれてしまい減点対象となるのです。

 

 

 

 

 

そこでさらに開発された息継ぎ方法が、皆さまお待ちかね 〝 サブロク 〟であります。

 

 

 

桃の様相をキープした状態から、一気に前方へ360°大回転。

水面から頭が出るタイミングで息継ぎをするわけです。

慣れないうちは、軽く溺れます。

 

 

 

 

 

 

 

そのうちに、「 川に無数の桃が流れている。 」という噂が広まり、

見に来た方々他校の男子も巻き込みながら、

そのムーブメントは一つの街を飲み込むほどでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瑞々しいまでの桃と 全裸の男子で いっぱいになった 宝満川。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サブロクなしで樹立されたヤスの世界新は、今でも破られていないと聞いています。