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毎週金曜〜イワモトサロン〜vol 41

70億人のフォロワーの皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんわ。

金曜 岩本康平の ~ イワモトサロン ~  でっす!

 

毎週 金曜、岩本康平の心に突き刺さった モノ、コト、ヒト、ウタ などなどをお届けするジャングルジム的実験サロン。

時に美容師として、時に一人の男として、想いを紡ぐ プレイグラウンドとなっております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、

 

 

 

 

 

 

 

 

今年のあたま頃から、南青山のサウナー(サウナを愛しサウナから愛されし者)として活動しています。

 

 

元来 僕はサウナというものが苦手だったのですが、水風呂とのコンビネーションを知ってからもう病みつきであります。

 

 

 

それは、ある日行ったスーパー銭湯でのこと。

 

 

 

そこのサウナ室からターミネーター2みたいな白人のおじさんが汗だくで出てくるやいなや冷水で汗を掛け流すとその足で、ざぶーんと水風呂に浸かって気持ちよさそうにしているのを見かけたのでありました。

「外人さんは豪快でかっこいいよなぁ」と感心していたのですが、ターミネーター2おじさんだけでなく、よく見るとそのほかにも多数のおじさんがそんな感じでざぶーんと水風呂を利用していて、ぷかぷかと浮かんでいるではありませんか。

そこで自分も同じようにやってみたわけです。

 

 

 

 

まずはサウナ室でひとしきり体の芯の芯まで火照らせ、限界値を迎えるとその足で水風呂へ。

 

 

 

丹田へ力を入れながら 我慢しいしいゆっくりと顎先まで浸かってみると、やはり最初は冷たかったのですが、その冷たさは次第に全身の表面に心地いい温度の層を作り出し始めて、終いにはなんとも言えない快感が脳内を駆け抜けたわけです。

 

 

 

 

「 なるほど! あのおっさんたちはこの繊細な温度の羽衣を纏っていたわけだ!」

 

 

 

 

そうやって何度か繰り返していくうちに、僕は 突如 快感を超えた言葉では言い尽くせないほどの心地よいトランス状態に突入したのでした。

これがサウナーの醍醐味、“ ととのい ” の初体験でありました。

 

 

 

 

“ ととのい ” というのは、サウナ水風呂休憩 のサウナセッションを繰り替えすうちに、いつしか 突入する宇宙と一体になる現象であります。

 

 

 

 

 

それからというもの 週に12度は通っています。

 

 

 

 

 

 

ところが、

 

 

 

近頃 うまく ととのい ができないのです。

 

それが今年の春の終わり頃から始まり、毎回自分なりに研究してきましたが 、まったくととのえないのです。

 

 

僕はこの “ ととのい ” の完成度を上げるために、様々な方法でアプローチを重ねてきました。

 

 

 

 

サウナ室には最低15分入ってみたり、他にお客さんがいなければセルフローリューをしてみたり、水風呂にできるだけ頭まで浸かるようにしてみたり。

 

 

サウナーにとって、サウナ水風呂休憩 を3セットが基本と言われますが、この3セット目のラストセットが非常に重要で、ととのいの最大チャンスなのです。

ですが、ここのところ全然だめなんです。

 

 

 

 

 

そうして、悶々とした悩みを抱えながら月日を過ごして来ましたが、先日 僕のサ道(サウナを追求する道)の先生にそんな悩みを打ち明けてみました。

 

 

 

 

自分のサウナセッションのスタイル、毎回のととのいの完成度、試行錯誤の内容、話は脱線して礼儀のなっていないサウナーの悪行 に至るまで口角泡を飛ばしつつしゃべっていまいたが、

先生は終始 優しい横顔のままうなずくのでした。

 

 

そして、あらかた僕がしゃべり尽くすと、先生はゆっくりと、そして 丁寧に口を開かれたのです。

 

 

 

「 岩本さん。」

 

 

 

 

「 岩本さんは、1回目のセッションから大事にしていますか?」

 

 

 

 

思えば僕は、ラストセッションばかりに囚われてしまい1、2回目はおざなりになっていたのかもしれません。

 

ラストまでに どれだけ自分を追い込めるか、どれだけ耐え抜けるか、そんなストイックスタイルでありました。

 

 

 

 

 

青天の霹靂に打たれた僕へ、サウナー先生は続けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 岩本さん、1回目から もう サ道なんだよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

丁寧に、そして 大事に 準備を重ねた者のみが辿り着く境地こそが “ ととのい ” なのだと、先生は言われました。

 

 

 

そして、今回そのアドバイスを踏まえて臨んだサウナセッションでは、無事にととえられたわけです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファーストセッションから大事に、そして、丁寧に、

 

 

サウナは我慢しすぎず自分のタイミングで、

 

 

水風呂では、冷やすのではなく、体内に熱を閉じ込める程度に、

 

 

休憩前には全身の水分を丁寧に拭き取る、

 

 

 

火星や木星や金星や惑星たちが、銀河系で決められた楕円軌道を今夜もゆっくりと運行し、いつの日か暗黒の世界へ、グランドクロスを織り成す奇蹟の光を夢見るように

 

 

 

 

 

 

 

 

これを3セット。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今、僕の準備は整った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、ととのいタイム。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

火照ったこの体は、まるで朝露に濡れた紅い薔薇のつぼみのようだ。そのつぼみは 今や目覚めぎわの眠りにいて、ほんの羽毛の一触、蝶の舞い漂う微かな羽風の愛撫にでさえ 一気に開花してしまい、その豊潤で甘い蜜の香りを放つようなのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、静かに呼吸をして、ゆっくり目を閉じてみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キタッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー !!  :*+.\(( °ω° ))/.:+

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今週は岩本、完璧にととのっております。